「007」が再延期発表 大作映画にもコロナ禍

米人気スパイ映画「007」シリーズ最新作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の全米公開が、新型コロナウイルスが依然として猛威を振るっていることから再び秋まで延期されることが発表された。

当初、昨年4月に世界公開を予定していたものの新型コロナウイルスによるパンデミックを受け、11月に公開を延期。そして、その後も世界中で感染拡大が続いていたことから今年4月に再度延期されていた。

しかし、公開まで3カ月を切った現在も英国では変異種が猛威を振るい、米国も依然として収束のめどが立っていないことなどから再び半年間の延期を決めたようだ。公式SNSの発表によると、新たな公開日は10月8日となっており、最初の公開予定から実に1年半もの延期となる。

ソニー・ピクチャーズも先日、6月に公開を予定していた「ゴーストバスターズ」シリーズの続編「ゴーストバスターズ/アフターライフ」の公開を11月に延期することを発表しており、昨年から公開が延期されている他の大作映画にも影響が及ぶ可能性が指摘されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)