ジョニー大倉さん長男ケンイチ大倉、ケニー大倉改名

20年9月、さわやかな笑顔で写真に納まるケンイチ大倉から改名したケニー大倉

歌手で俳優のケンイチ大倉(48)が5日、芸名を「ケニー大倉」に変えた。

「芸名を『ケニー大倉』に改名させていただきます。この芸名で、僕の残された芸能生活を全うしたいと思います。そして、これからも全身全霊で、目の前の状況から逃げずに向き合い、ファンの皆様に最高のパフォーマンスを贈り続けたいと思います」と話した。

ケニーは14年に亡くなった歌手ジョニー大倉さん(享年62)の長男。89年に映画「嵐の中のイチゴたち」で毛利賢一の芸名で俳優デビュー。その後、毛利ケンイチと改名して、14年4月に本格的に音楽活動を行う際にケンイチ大倉としていた。ファンからは、父親のジョニーさんにちなんだ愛称のケニーで呼ばれていた。

デビュー30周年の昨年は、新型コロナウイルス禍に苦しむ人たちを応援する新曲「TENDERLY~明日の君へ~」を9月にリリースした。だが自身もライブツアー、バースデーライブ、そしてジョニーさんの七回忌ライブが中止になるなど苦しんだ。改名を機に新たなスタートを切る。

公式サイトを通じては「ケニー大倉改名にあたり」と題したコメントを発表。

「日々、わたくし、ケンイチ大倉を応援してくださっているファンの皆様、心から感謝とありがとうの気持ちでいっぱいです。昨年は、年男、そして芸能生活30周年の節目の年ではありましたが、この世界的パンデミックの多大なる影響により、ライブや30周年の記念行事など、ことごとく中止になり、つらい思いをしました。楽しみにしてくださっていたファンの皆様も、同じ気持ちだと信じています。我慢の年でありました。しかし、今年2021年からはwithコロナではありますが、徐々にライブを再開していくと決めました」と決意をつづった。

◆ケンイチ大倉(おおくら)1972年(昭47)10月23日、川崎市生まれ。89年映画「嵐の中のイチゴたち」で毛利賢一の芸名で俳優デビュー。91年フジテレビ系「噺家カミサン繁盛記」。94年NHK「なんだか人が恋しくて」。12年フジテレビ系「再会」。14年にケンイチ大倉に改名。同年舞台「短き不在」、さらにユニット音楽活動を始めてCD「1000本の薔薇」をリリース。18年「泣かないでベイビー」でソロデビュー。父は元キャロルで歌手、俳優の故ジョニー大倉さん。弟は歌手、俳優の大倉弘也(41)。178センチ。血液型O。