米ウォルト・ディズニーが傘下の製作スタジオを閉鎖

米ウォルト・ディズニーが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で傘下のアニメ製作スタジオ、ブルー・スカイ・スタジオを閉鎖することを発表した。ディズニーは2年前に21世紀フォックスを710億ドルで買収した際に、アニメ映画「アイス・エイジ」シリーズや「ブルー初めての空へ」(2011年)などを手掛けてきた同スタジオを取得していた。米エンターニュースサイト、デッドラインによると同スタジオの閉鎖で影響を受ける従業員は450人だという。

ディズニーは新型コロナウイルスの影響で昨春から大作映画の劇場公開の延期を余儀なくされているほか、テーマパークの休園などで経営的に大きな痛手を負っている。「現在の経済状況を踏まえ、十分な検討と評価を行った結果、当スタジオでの映画製作を終了するという厳しい決断を下すに至った」とコメントしている。ディズニーの昨年度の売上は654億ドル(約6兆8670億円)で、損失額は28億6000万ドル(約3003億円)に上ると伝えられている。

1987年に米コネティカット州グリニッジに設立されたブルー・スカイ・スタジオは、02年に公開された「アイス・エイジ」を大ヒットさせた。一番最近の作品は、19年に公開された「スパイinデンジャー」だった。最新作としては、ウェブコミックの世界で大人気のグラフィックノベル作家ノエル・スティーヴンソン原作の映画「Nimona」を来年1月に公開することが発表されていた。ディズニーはピクサーとディズニー・アニメーションを所有しいる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)