米アカデミー賞発表「鬼滅」ノミネートなるか?

「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotabl・

米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは15日、第93回アカデミー賞のノミネートを発表する。

長編アニメーション賞には、日本から20年10月16日に封切られ、日本の歴代興収記録を更新したアニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)、スタジオジブリの「アーヤと魔女」、オタワ国際アニメーション映画祭でグランプリ受賞の「音楽」、「ルパン三世 THE FIRST」、「きみと、波にのれたら」、スタジオコロリドの「泣きたい私は猫をかぶる」がエントリーされている。

「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、2月26日から3月4日まで、米フロリダ州マイアミの劇場で限定上映されている。エントリーされているが、正式にノミネートされるにはロサンゼルス州内の映画館で1週間、商業上映されることが条件。今回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、ニューヨーク、シカゴ、マイアミ、アトランタ、ベイエリアが追加されており、配給のアニプレックスの関係者は、日刊スポーツの取材に「アカデミー賞の長編アニメーションエントリーの資格を得るためでもあります」と、上映には同賞エントリー資格を得ることも目的だと認めた。

「鬼滅の刃」は、米国でも話題を呼んでいる。原作漫画の作者・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏が、17日に米誌「タイム」が発表した「次の時代の100人」に選ばれた。同誌は01年の宮崎駿監督のスタジオジブリ作品「千と千尋の神隠し」が記録した316億8000万円を超え、365億5000万円(1月現在)と日本映画の歴代興収記録を更新したと紹介。「ほぼ20年にわたって『千と千尋の神隠し』がトップだった日本の興収記録を昨年、塗り替えた」と評価した。

「タイム」は、日本で放送されたテレビアニメが、米国でもNetflixで配信されていること、劇場版が今年後半に北米で公開されることを紹介。「吾峠氏の作品が届く範囲は、さらに広がることが約束されている」と期待している。