佐藤健(32)が24日、都内で行われた主演映画「るろうに剣心 最終章 The Final」(大友啓史監督、4月23日公開)と「-The Beginning」(同、6月4日公開)完成を記念した世界配信イベント「るろうに剣心 GLOBAL FAN SESSION(グローバル・ファン・セッション)」で、最終章を迎える今作の先について「この作品以上のものを、やっていかなければいけない」と固く誓った。
佐藤は12年公開の第1作、14年8、9月に連続公開された続編「-京都大火編」「-伝説の最期編」、そして今回の2作と、約10年にわたって伝説の剣客「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心を演じてきた。第1作は興行収入30億円超、続編は2作合計で興収約95億円と、シリーズの累計興収は125億円に上る大ヒットに導いた。
佐藤は「これだけのバジエットの作品を、22歳の僕が主演でやるのは、ギャングル。その後、いただけるオファーも変わった。大切なターニングポイントの作品」と位置付けた。その上で「22歳の時、この役、作品と出会わなかったら今の僕はいませんし、出会って思い切りやらせてもらって以降、見る人も僕を通して剣心を見て、僕も剣心を背負って他の仕事をしたと思う。間違いないく代表作」と力を込めた。
今回の2作は、緋村剣心の語られることのなかった、ほおにある十字傷の謎に迫る物語と「京都大火編」で登場した宿敵・志々雄真実(藤原竜也)を裏で操るシリーズ最恐の敵・雪代縁(えにし=新田真剣佑)との戦いを描き、剣心の妻だった女性・雪代巴(ゆきしろ・ともえ=有村架純)も登場。14年の2作で終わりだったはずの映画の企画を、改めて始動させたほどの珠玉のエピソードだった。
今回で実写映画が終わりを迎えることについて、佐藤は「肩の荷を降ろした気持ちもあるし、寂しい気持ちもある」と語った。その上で「降ろした先の自分の仕事の仕方というのは、今までと全然、違ったものにしないといけない。この作品以上のものを作って、やっていかなければいけない…ライバル。これの、上を目指していくつもりだし、そんな簡単ではない。出会えたのは、うれしいですけど、複雑な気持ち」と、かみしめるように語った。
佐藤は16日のオンラインバースデーイベントで、06年から15年所属した事務所アミューズを、3月末日をもって退所すると発表。「-京都大火編」「-伝説の最期編」で共演した神木隆之介(27)とともにアミューズを退所し、同社で取締役を務めていた千葉伸大氏が代表に就任する株式会社Co-LaVo(コラボ)に所属する。退所発表後、初の公の場で、今後の活動においても「るろうに剣心」
シリーズが役者としての尺度になることを示唆した。