「シン・エヴァ」がシリーズ最高の興収60億円突破

19日から掲出されたアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の新ビジュアルとなる公開中ポスター

アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)配給の東映は29日、27日、28日の2日間で興行収入(興収)5億2801万7500円、動員32万9999人を記録し、8日の封切りから21日間で興収60億7821万1750円、動員396万1480人を記録したと発表した。

興収53億円、動員382万人を記録した12年の前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を超え興収、動員ともにシリーズ最高記録を更新した。

19日から、新たなビジュアルとなる公開中ポスターが掲出された。ポスターでは海の色は青く、砂浜にはシンジ、レイ、アスカ、マリ、カヲルに加えて、葛城ミサト、赤木リツコ、加持リョウジ、鈴原トウジ、相田ケンスケ、洞木ヒカリ、碇ゲンドウ、碇ユイ、冬月コウゾウといったキャラクターたちが、錦織敦史総作画監督によって新たに描き下ろされた。そのポスターを元にしたA5サイズの「シン・ポスタービジュアルカード」の配布が27日からスタートしたこと、28日に日には来場御礼舞台あいさつと題し、1997年(平9)以来となるキャスト登壇による舞台あいさつが東京・新宿バルト9で行われ、最大規模となる全国334の映画館への生中継を実施したことも大きかったようだ。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、8日に公開。翌日の9日には、製作したアニメ制作会社「カラー」が公式ツイッターで、初日の興行収入(興収)が8億277万4200円、動員53万9623人と発表。「異例の月曜公開となりましたが、お陰様で多くの方に足を運んでいただき、非常に良いスタートを切ることができました。皆様には感染対策などお願いばかりで恐縮ですが、本当にありがとうございます」と感謝のコメントを発表した。

封切り後、初の週末となった13、14日2日間の成績は興収11億7744万5400円、動員76万人を記録。8日の公開初日からの7日間で、興行収入(興収)33億3842万2400円、観客動員219万4533人を記録し「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」との興収対比145・1%、動員対比133・6%と好スタートを切った。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は当初、20年6月27日に公開予定だったが、は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で同年4月に公開延期を発表。同10月に今年1月23日の公開を発表したが、緊急事態宣言の再発出を受けて同14日に再延期を発表と、2度の公開延期を余儀なくされていたが、2月26日に公開日を3月8日に決定した。その理由について「緊急事態宣言発出より、皆様が安心して本作をご覧いただける時期に向け、関係各所とさまざまな検討と準備を進めてまいりましたが、継続的に各劇場にて有効な感染対策がなされていること、さらに感染リスクを軽減する新たな鑑賞マナーの定着に鑑み、今回の決定に至りました」と説明した。