俳優岩城滉一(70)が、田中邦衛さんの訃報を受けて、2日、所属事務所を通じてコメントを発表した。
人気ドラマ「北の国から」シリーズで長年共演。岩城は、田中さん演じる五郎の親戚「北村草太」役を演じていた。岩城は「クニさんと最後にお会いしたのは、プロデューサーの中村敏夫さんのお葬式だったと思います。顔を合わせた時、俺の顔を見て一瞬首をかしげたから『岩城だよ』と言わず、『草太だよ』って言ったら、すぐわかってくれて『お、兄ちゃん』って返してくれましたね」と明かし「正直言って、僕らもクニさんがずっと具合が悪かったのも知っていたので、どうなんだろうといったところはあったんですけど、残念です」としのんだ。
思い出は尽きない。「クニさんと、チイ兄と僕はちょうど10歳近く離れてるんです。なので昔から逝く順番はこんなもんだなとずっと話していたんですけど、チイ兄が順番ずれて先逝っちゃったんだけども…」。
さらに「うちの娘が小学校3年生ぐらいのころ、クニさんや『北の国から』のみんなが『子供をよんでやればいいじゃん』と言ってくれて、娘が一人で飛行機に乗って現場に来たんです。現場では、クニさんやチイ兄が娘のことをかわいがってくれて、クニさんは駆けっこしたり泳ぐことが好きだったりしたので、一日中、プールで娘の面倒を見てくれたことが印象深いです。クニさんは、『北の国から』で演じられた黒板五郎そのもので、怒ることもしないすごく優しくてすばらしい人でした」とエピソードも交えた。
田中さんは父というよりも「年の離れた兄貴みたいない存在」だったといい「みんな何十年も一緒にいたし家族みたいなので、悲しいとかは当たり前で、僕らも明日行く道だから『さようなら』と言葉をかけるよりか、『また会う日まで』と言いたいです」とつづった。