78歳大前研一氏、先週バイクで300キロ走り「年とってる暇ありません」

経営コンサルタント大前研一氏(78)が20日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)にゲスト出演した。パーソナリティーの生島ヒロシ(70)を相手に「コロナ禍に揺れる日本の今とこれから」をテーマに語った。

大前氏は現在の不動産状況について「脱東京一極集中が進んでも都心マンションは売れ続ける」と主張した。「2023年問題と言って、緑地指定のところが開放される。テレワークも含めて考えると(不動産が)上がる要素がなくなったけど、通勤が必要なくなってきて高齢者が都心3区(千代田区、港区、中央区)に流れ込んできている。何考えてるんだと思いますけどね(笑い)。でも、その方が楽しいらしいんですね。都心が高齢者の遊園地になっている。不動産は地域と目的によって、大幅に違ってきているので要注意です」と話した。

生島が「帝国ホテルがサービスアパートメントに切り替えている」と指摘すると、大前氏は「全国的な(ホテルの)稼働率が悪くなってきて、ちょっとくらい値段を下げても、毎日(客を)募集するよりいいということ。欧米では、いっぱいある。アパートを短期で借りたら家具だ、掃除だと大変だけど、これからは増えていく」。生島が「帝国ホテルを1カ月、安いお金で使えるということですよね」と確認すると、大前氏は「(1カ月)36万円で募集したら、1日で(募集が)終わった。そういうニーズはあると思う。例えば大阪の役員の方が東京に年中出張しているのなら、会社で借りてもいい。(利用者が)同じ人である必要はないんだから。元々、日本では少なかった。亡くなったリクルートの江副(浩正)さんが、しきりに言っていて、自分でいくつか(サービスアパートを)やっていた。先見の明があった」と話した。

生島が「生前、お目にかかったことがあるけど、やっぱり先を見る目が鋭かったですね」と言うと、大前氏は「素晴らしい方でしたね。上場しないという条件でやっていたんですけど、生きていて彼が株を持っていたら世界のトップになってましたね」と話した。

大前氏は「システムを変えれば日本人は立派にできる。音楽でもスポーツでも、世界で活躍できる。文部省の指導要領で育たなければですよ」と指摘。人間力を付けるには「英語とコンピューター言語ですね」と指摘。「国際競争力を付けるには言語が大切。指導要領(が変わるの)を待っていたら22世紀になっちゃうでしょうね」と笑った。

生島が「大前さんはクラリネットもやるし、バイクも乗る。オールマイティーですね」と言うと、大前氏は「先週も300キロ走って来ましたから、バイクで。年とってる暇がありません。生島さんも頑張ってください」と締めくくった。

生島は「パワフルでしたね。教育システム、日本人が稼ぎ続けるシステムなど示唆に富んでいた。大前さんがテレビ、ラジオに出るのは5年ぶりくらいなんですけど、これからもお知恵を拝借できればと思っています」と振り返った。