エリザベス女王3月から飼育した子犬を亡くす 夫に続きまた不幸

夫のフィリップ殿下を亡くして間もない英国のエリザベス女王(95)が、3月から飼い始めたばかりの子犬を亡くする悲劇に見舞われたと米ピープル誌などが報じた。

王室から正式な発表はないが、ファーガスと名付けられた生後5カ月のダックスフントとウェルシュ・コーギーの交配種であるドーギー犬が先週亡くなったと伝えている。ファーガスは孫のヘンリー王子とメーガン妃夫妻が英王室を離脱し、フィリップ殿下が入院するなど心労が続く女王を励ますために息子のヨーク公アンドルー王子が贈った2頭のうちの1匹で、夫に続きかわいがっていた子犬にまでも先立たれて女王はショックを受けているという。

女王は2匹を迎えてからは、毎日ウィンザー城の敷地内を一緒に散歩しており、葬儀の前日も子犬たちを車に乗せて散歩のためにフロッグモア・ガーデンに向かう姿が目撃されていた。最もつらい時期を支えてくれた存在だっただけに王室の関係者は、みな心配しているという。

女王は1944年に18歳の誕生日祝いでコーギーの子犬スーザンを贈られて以来、子孫を増やし続けてきたが、自身の年齢を気にかけて2015年以降は子犬を作ることをやめていた。そのため、18年にスーザンの血統をひく最後の1匹が亡くなったあとは、2匹のドージー犬が残されるのみとなり、さらにそのうちの1匹も20年に亡くなっている。現在は残された最後の1匹であるキャンディーと子犬のムイックという2匹が、女王の元で暮らしている。

ちなみに、ファーガスという名前は、女王の母の実兄で叔父のファーガス・ボーズ=ライアン氏を由来としている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)