玉木宏「桜の塔」最終話10・5%締め 千堂と漣が“最後の闘い”に

テレ朝系ドラマ「桜の塔」制作発表会見に出席した玉木宏(2021年4月撮影)

10日に放送された、玉木宏(41)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「桜の塔」(木曜午後9時)最終話の世帯平均視聴率が10・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが11日、分かった。個人平均視聴率は5・7%。

初回から13・5%、第2話は10・2%、第3話は9・5%、第4話は9・4%、第5話は9・9%、第6話は9・8%、第7話10・1%、第8話は10・3%(いずれも世帯平均視聴率)。

「桜の代紋」を掲げる警察組織の権力争いを描く人間ドラマ。玉木は警視庁捜査共助課の理事官・上條漣を、上條の幼なじみ、水樹爽役を広末涼子(40)が演じる。

次期警視総監の座を狙う副総監・千堂大善(椎名桔平)を失脚させると誓って5年。息をひそめ機会を狙い続けてきた漣は、新派閥「改革派」を立ち上げ、千堂にふたたび宣戦布告。そんな中、千堂を襲った元警察官で、漣の父親代わりでもあった刈谷銀次郎(橋本じゅん)を殺害した犯人に仕立て上げられ、廃校の屋上へ逃げ込んだ元銀行強盗犯・蒲生兼人(森崎ウィン)が、SATの狙撃をかわそうとして転落。意識不明の重体に陥った。千堂が、蒲生を射殺して被疑者死亡で事件を終わらせようとしたのだろう、と確信した漣だが、千堂に「また得意の妄想か」と一蹴される。

私利私欲のために権力を求め、入庁以来“サッチョウ(=警察庁)の悪魔”と呼ばれてきた千堂。そして、“本来あるべき警察の姿”を取り戻すために“サッチョウの悪魔”となった漣。2人の“最後の闘い”がついに始まった。

ところがその直後、よもやの事態が起こる。秘密裏に刈谷殺しの捜査が行われる中、ある意外な人物が自首したのだ!混乱を極める警視庁。漣の幼なじみである警視庁捜査一課主任・爽は、裏で漣が一枚かんでいるのではないかと疑い、真実を解き明かすため、取り調べを開始する。

5年の歳月を経て明かされる、漣が沈黙し続けた理由、そしてこれまでに起こった全事件の真相。さらに、最後に警視総監レースを制する人物とは一体…!? 登場人物それぞれの「正義」がしのぎを削る中、次々と押し寄せる驚天動地の新展開。前代未聞の警察ドラマがついに完結する。