<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
俳優横内正(80)が出演と演出を務める舞台「KingLEAR&MACBETH2021~シェイクスピア戯曲~」の取材を行った。シェークスピアの4大悲劇の「リア王」「マクベス」を交互上演する企画。横内も「今まで聞いたことがない」と言う企画で「この歳でこんな挑戦をするとは思わなかった」と言うほどだ。
これまで横内と接点のなかった出演者たちも目を引いた。漫画やアニメを原作にした「2・5次元」と呼ばれる舞台で活躍する松村龍之介、瀬戸啓太、日向野祥らが出演している。
横内は、彼らとの稽古をへて「皆さんかっこいい。姿だけじゃなく、情熱にあふれている」「自分の思いを言葉できちんと発信するのが上手で言葉に無駄がない。うらやましい」「これからすばらしい俳優になることは間違いない」「今まで(共演の)機会がなかったのが残念だけど、今からでも遅くない」など、褒めっぱなしだった。
50歳以上離れている役者を認め、前向きな言葉を掛けられる横内の度量の大きさを感じるとともに、若手たちにとってもかなりの刺激になったことが分かった。松村は「背中を見せて、背中を押してくれる。尊敬を超えて、目標にしたい」と話していた。
横内はいつも、生涯現役を口にしており、この取材時も「ギリギリまでお芝居と関わる人生じゃないかと思います」と話していた。常に向上心を持っているからこそ、次世代を認めて褒め、エールを送ることができるのだなと思った。