DaiGoに批判集まる中、高知東生がホームレス生活回顧「生きたかった」

高知東生(2020年3月撮影)

俳優高知東生(56)が、ホームレス生活を送っていた過去を振り返った。

メンタリストDaiGoが「ホームレスの命はどうでもいい」などと動画で話して批判される中、高知は13日にツイッターを更新。「お袋が自死して天涯孤独になり所持金6万円を握りしめて上京した俺は暫くホームレスだった。毎日原宿でウロウロしていた俺を気にしてれた人がいて、寝床と仕事を与えられ救われた」と回想し、「人生の予定は小さなつまづきですぐに狂う。予定通りに進まないことは本人の責任ばかりとは言えないこともあるよな」「俺だってまさかお袋が死ぬとは思わない」と自身の考えを述べた。

「あの頃の俺は死にたかったからホームレスになったわけじゃない。生きたかったからホームレスになった。居場所がどこかにあると信じていた」と当時の切実な心境を吐露し、「臭くて、汚くて、みすぼらしかった俺に生きる手立てを与えてくれた人に感謝。つまづいている人って案外ほんの少しの善意と優しさで救われるって伝えていきたい」と、当時手を差し伸べてくれた人々に感謝を込めてつづった。