新型コロナウイルス感染経験者で、元NHKのフリーアナウンサー住吉美紀(48)が、国立国際医療研究センター・国際感染症センターに自身の血漿(けっしょう)を提供したことを15日、自身のインスタグラムで報告した。
住吉アナは昨年4月にコロナを発症し回復。先月にはワクチン1回目接種後の抗体検査の結果について「抗体価が物凄く上がっていて、びっくり」と報告し、「検査の結果、あなたは血漿採取(献血)の対象に該当します」と研究機関から発行された書類を公開しながら、「研究や治療の役に立てそうだ。よかった。血漿提供するぞ~」としていた。
今回、病院のベッドで、笑顔でピースサインをしながら血漿を提供する場面の写真をアップした住吉アナ。「ワクチンで抗体価が前の167倍のうちに、と待ち侘びていた供血、やっと叶う。国立国際医療研究センター・国際感染症センターで実施しているCOVID-19回復者の血漿採取研究に450mlの血漿を提供してきた」と報告した。
続けて「血漿採取をしたのは初めてだったので、とても興味深い体験。血液の赤い部分と血漿を分離させて、要らない部分は体内に戻すという高度な仕組みの機械に繋がり、30分くらいかけて少しずつ採る」と説明。「その間は暇なので、採血の機械を操る臨床工学技士の方の半生ストーリーをインタビュー(職業病だな)。『ドラマ・MERにも出てくるあの職種ですよ』と伺い、一気に親近感も湧き。コロナ禍で、人生設計がすっかり変わってしまったそうだが、今はキャリアの中で必然性と使命を感じながらこの研究の仕事をしているという素敵な女性だった。やはり、関わる方々の高い志によって支えられている研究なのだ」と感想をつづった。
「無事供血が終わると『綺麗な血漿ですよ』と看護師さん。血漿って、こんな色なのかぁ」と状況も報告。「自分がコロナに罹患すると、治って時が経っても、『すごく辛かった』『怖かった』『周りに迷惑をかけてしまった』など、負の心傷が残ってしまうことも少なくない。でも、その傷を少なからず癒すことができる。その負を人のため役立て、ポジティブ変換できる機会をいただけることがありがたい。」と感謝した。
住吉アナは「一度だけじゃなく、何度も協力できるそうなので再び伺う予約を入れた。こうした機会を与えてくださっている研究者の方々に、地道な研究を日々ブレることなく続けてくださってありがとうございます、と申し上げたい。国際感染症センター長の(東京都のモニタリング会議でお馴染みの)大曲貴夫先生にもお会いできた。今年、仕事でリモートで何度かお話を伺っていたが、リアルでお会いするのは初めて!うれしい」と新たな出会いも喜ぶと、「リモートで出会い、後にリアルに会うというケースが本当に増えた。自分の抗体を寄付するのもそうだが、コロナ前には想像もしなかったことばかりだ」と、あらためて現在の自分の状況に思いをはせた。