女優吉田羊主演の舞台「ジュリアス・シーザー」(31日まで)が10日、東京・PARCO劇場で初日を迎えた。
陰謀と策略が渦巻く古代ローマの政治闘争を、女性キャストのみで描く。
吉田は主人公・ブルータスを演じる。初日の幕が開き「とりあえずほっとしています。お客様の反応が、このご時勢でとりにくいところはありますけれども、逆に身じろぎをせずに見ていただいているということは、しっかりと物語の世界に入ってくださっているのかなと感じられ、お客様が入って、この作品の最後のピースが埋まったというか、物語が完成したなという感じがしました」と手応えを語る。
女優だけでシェークスピア劇を演じる意欲作。稽古場の雰囲気については「この企画を面白がって参加したメンバーならではの、熱気とアイデアに満ちたものでした。シリアスな物語にもかかわらず笑いが絶えず、毎日、演出をつけられた役者が目に見えて変わっていく様がとても面白かったです」と振り返る。
演出の森新太郎氏については「稽古中印象的だったのは、『芝居は、体に触ったら終わり。それ以上、手がないってことだから。』という森さんの言葉。舞台は特に大きく空間を使うので、覚えておこうと」。また作品の魅力について「『言葉』によって突き動かされていく人々の物語を、かくもドラマチックかつパワフルに仕上げた森新太郎氏の手腕!そう来たか! とうなって頂きたいです!」と話している。
共演は松井玲奈、松本紀保、シルビア・グラブら。
大阪、山形、福島、宮城、富山、愛知でも上演予定。