米俳優アレック・ボールドウィン(63)が21日(日本時間22日)、米ニューメキシコ州で撮影が行われていた主演と共同製作を務める映画「Rust」の撮影中のセットで小道具の銃を暴発させ、42歳の女性撮影監督ハリーナ・ハッチンズが死亡し、ジョエル・ソウザ監督(48)が負傷した。米国の複数メディアが報じた。
米4大ネットワークの1つNBCのニュース専門放送局CNBCの電子版は、現地の保安官事務所が発表した「プロデューサー兼主演のボールドウィンが、セットで小道具の銃を放った時に2人は撃たれた」とのリリースを報じた。ハッチンズさんはヘリコプターで病院に運ばれたものの、亡くなったという。同事務所によると、2人は21日午後2時前に牧場のシーンを撮影している時に撃たれたという。どのように発射されたのか、どのような種類の銃弾が発射されたのかは、まだ明らかになっていないという。
米国の映画専門サイトによると「Rust」は1880年代の米カンザス州で両親が亡くなった後、自分と弟のために身を守ってきた13歳の少年が、地元の牧場主の偶発的な殺害で絞首刑を言い渡され、祖父と一緒に逃走する物語だという。
またニューヨーク・タイムズ電子版は、これまで発生した撮影現場での銃の暴発による死亡事故として、ブランドン・リーの長男の俳優ブランドンが1993年(平5)に映画「クロウ/飛翔伝説」の撮影中、共演のマイケル・マッシーの誤射により死亡した件を紹介した。
ボールドウィンは「30 ROCK/サーティー・ロック」でエミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞し、10年には米アカデミー賞授賞式で司会を務め、11年には、ハリウッドの殿堂「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム(ハリウッド名声の歩道)」入りを果たしている。
一方で、ニューヨーク・タイムズ電子版は、ボールドウィンが駐車場をめぐって口論になった男性に嫌がらせをしたとして訴追され、19年の裁判では有罪を認め、講習を受けることに同意したことも報じた。