アレック・ボールドウィン悲痛…撮影中に銃で2人誤射、女性撮影監督が死亡

アレック・ボールドウィン(ロイター)

米俳優アレック・ボールドウィン(63)が21日(日本時間22日)、米ニューメキシコ州で撮影中の主演映画「Rust」のセットで小道具の銃を暴発させ、女性の撮影監督ハリーナ・ハッチンズさんが死亡し、ジョエル・ソウザ監督(48)が負傷した。ニューヨーク・タイムズ電子版は、同日午後1時50分ころ牧場のシーンの撮影中に撃たれたと報じた。ボールドウィンは起訴されていないが、撮影は当面、ストップする。

「Rust」は西部劇で、ボールドウィンは牧師を偶発的に殺して殺人罪で有罪判決を受けた13歳の孫を、刑務所から救い出そうとする無法者を演じるほか、共同プロデューサーとして製作に深く関わっていた。ボールドウィンは2人を誤射してしまう前、インスタグラムに上半身に血のりが付いた役衣装を着たとみられる写真を投稿したが削除した。同州の地元紙サンタフェ・ニューメキシカン電子版は、サンタフェ郡保安官事務所の外で電話中に取り乱し、涙を流すボールドウィンの写真を掲載した。