政府は26日、2021年度の文化功労者に、大手芸能事務所「ホリプロ」の創業者堀威夫氏(89)を選んで発表した。
堀氏は「やっぱり悪運が強いなあ、と思いますね。長くやっていると、こういう良いこともあるのかな」と笑顔を浮かべた。70年もの長きにわたって芸能界で生きてきた。同社を創立して61周年。昨年6月には全ての役職を退任した。今後のホリプロについて「これからの世の中がどう変化していくか、僕の古い頭では予想ができない。なので、多くは望みません」とし「今、現役で経営に携わっている人たちが、正しいと思ったことを真面目に進めてもらうだけでいい」と力を込めた。
◆文化勲章と文化功労者 ともに「文化の発達に関し特に顕著な功績のある方」を指す。文化勲章は1937年(昭12)に制定。文部科学省が選考し閣議決定する。文化功労者は文化勲章に次ぐ栄誉。51年、勲章では年金支給できないことが憲法で定められていることなどから、文化功労者年金法によって制定された。文部科学大臣が候補者を文化審議会に諮問し、同大臣が最終決定する。現在は年額350万円の終身年金が支給される。文化勲章は前年度までの文化功労者の中から選ばれる。