92歳三遊亭金翁「生きている限りしゃべっているつもり」芸歴80年公演

「金翁芸能80周年記念の会~金翁ロードショー~」後の囲み取材で、マスク姿の腹話術人形「ター坊」を見る三遊亭金翁(右)。左は三遊亭金馬(撮影・鈴木みどり)

ベテラン落語家の三遊亭金翁(92)が30日、東京・鈴本演芸場で「金翁芸歴80年記念の会~金翁ロードショー」を開催した。

トリで「景清」を演じ、「生きている限りしゃべっているつもりですので、よろしくお願いします」と話して観客の大きな拍手を浴びた。18年には心不全と脳梗塞を併発したが「命があったんだから、何とかして高座復帰したい、落語がやりたいという気持ちがあった。それが生きがいです」。初高座前の12歳時の写真や、小金馬時代に苦楽をともにした腹話術人形「ター坊」も披露した。