新垣結衣、南沙良ら所属のレプロが主役目指す役者に特化したオーディション

“主役を目指す役者”に特化したオーディションとして11月13日から募集を開始した「レプロエンタテイメント30周年企画 主役オーディション」のロゴ

創立30周年を迎えた大手芸能事務所レプロエンタテインメントは13日、本気で主役になりたい人を募集する“主役を目指す役者”に特化したオーディション「レプロエンタテイメント30周年企画 主役オーディション」を開催すると発表した。

対象年齢は14~29歳と幅広く設定されており、フレッシュな新人を求めるオーディションとは一線を画す。また、性別や居住地、演技経験は不問で、役者として活躍したい人には、またとないチャンスとなりそうだ。合格者は、レプロと専属芸術家契約を結ぶ。

合格者への特典として、主役を目指すためのスキルアップを目的とした「1年間役者育成カリキュラム」が用意される。合格者それぞれにサポートチームが付き、年間を通じてコミュニケーションを取りながら各個人のレベルやスキル、特性に合わせて、主役になるために必要な経験の場や技術ワークショップを無償で提供する。

レプロは新垣結衣(33)真木よう子(39)池内博之(44)ら、実力派の俳優が所属。近年ではTBS系「ドラゴン桜」で評価を高めた南沙良(19)や、1年半のカナダ留学から帰国し、出演した映画「茜色に焼かれる」の好演で注目された和田庵(16)ら若手も成長している。また劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」に所属し舞台を軸に活動する女優業と並行し、日本舞踊家として紫派藤間流3代目家元・藤間紫を襲名した藤間爽子(27)も所属するなど、演じる部分において多用なタレントが存在感を発揮している。

2017年(平29)年3月には東京・浅草で自社劇場「浅草九劇」を開業。収容人数130人程度収容の小劇場で、開業以来「人を育む劇場」を目指し演劇や落語、お笑いイベントなどが行われ、役者への表現の場の提供、文化の発信などに力を入れてきた。20年5月22日には、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で演劇やライブが自粛、中止を余儀なくされる状況を受けて、配信の公演にも対応できる十分な設備を拡充し、グレードアップしたオンライン型演劇場としてリニューアルした。

さらに多目的スペース「お茶ラボ」もオープン。故千葉真一さん、野際陽子さんの長女としても知られる、所属タレントの真瀬樹里の殺陣教室(7月1日~12月31日まで毎週木曜開催)をはじめとした、演劇ワークショップなどを精力的に行い、役者のサポートに尽力してきた。

「レプロエンタテイメント30周年企画 主役オーディション」の募集期間は、13日~22年1月9日午後11時59分まで、選考期間は13日~22年3月下旬頃まで。詳しい応募方法や開催スケジュールなどが明記された、公式サイトも立ち上げられた。