<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
人の名前は奥が深い。最近も、そう感じる出来事があった。11月7日に都内で行われた大手芸能事務所スターダストプロモーションの「第2回 スター☆オーディション」の最終選考会を取材した。応募1万5918通の中からグランプリ(男女)に輝いたのは竹野世梛(せな)さん(13)と、山木雪羽那(ゆうな)さん(12)。顔立ちのしっかりとした立ち姿はもちろん、名前も印象的だった。
オーディション後に2人と名前の由来について話す機会があった。竹野さんは詳細については「聞いた事がなくてわからない」と言っていたが、F1レーサーのアイルトン・セナを由来として挙げられると「それは違います」とはっきり否定していた。
一方、山木さんはその由来をしっかりと把握していた。自身が生まれた日、2009年の1月24日は出身地の大阪で珍しく雪が降っていたのだという。両親が見たその雪が羽のように見えたこと、そして「美しい」という意味を持つ「那」を加え、雪羽那と名付けられたと説明した。
名前はその人の人生にもいくらかの影響を与えるものだと個人的には思っている。しかし、個性を決める重要な要素でありながらも多くの場合、自らを命名することはない。そうした点も、ある意味で運命的だ。
現代では奇抜な名前が「キラキラネーム」と呼ばれることもある。しかし、最近は1周回って古風な名前が流行するなど、長い人生、何が起こるか分からない。数十年後にはそうした名前が「かっこいい」「おしゃれだ」と言われている時がきているかもしれない。
関係者によると、竹野さんと山木さんは芸名を名乗らず、本名のまま本格的に芸能活動をスタートさせるという。まだまだ若い2人。その名前を自分色に染めて飛躍していく姿を、今後も追いかけていきたい。【松尾幸之介】