俳優岡田将生(32)が11日、東京・シアタークリエで、主演舞台「ガラスの動物園」(12~30日まで)の取材会に出席した。
劇作家テネシー・ウィリアムズの名作舞台。1930年代のアメリカを舞台に、閉塞(へいそく)感を抱えながら過ごす青年とその家族を描く。
初日を明日に控え、岡田は「お客様が入ってこの劇は完成すると思っているので、やっとここまで来たかとうれしいです」としみじみ。劇中で主人公トムと語り手の2役を務めることを「切り替えが難しい」とこぼしつつ、「語りは皆さんに理解していただくと同時に、楽しんでもらう時間でもある。お客さんと空間を共有できるように、稽古ではそこを意識しました」と話した。
映像作品への出演は絶えないが、1年に約1作のペースで舞台出演を続ける。舞台初出演作の演出を手掛けた故蜷川幸雄氏の言葉を用いながら、「蜷川さんに『(舞台に)立ち続けなさい』と言われたので、そのお言葉どおりに立たせていただいている」と岡田。「舞台に対しては敬意がありながら、自分を試す場所でもある。稽古の時間も好きなので、皆さんとの作品作りは楽しい時間です」と充実感をにじませた。
姉のローラを演じる倉科カナ(33)とは初共演となった。岡田は、稽古場で生まれたという倉科の愛称を紹介しながら「“カナ様”ですね。本当にすてきな女優さんです。カンパニー全体で呼ばせていただいてます」と笑顔。倉科は「岡田さんはお芝居に誠実な方という印象があったけど、実際にそうだった。作品にもの悲しいところはあるけれど、穏やかなので温かい方なので、それが世界観に浸透している。岡田さんでよかった」と信頼を寄せていた。
麻実れい、竪山隼太も登壇した。
福岡・博多座(1月6~12日)、愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール(1月14~16日)、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(1月20~23日)でも上演する。