「青天を衝け」91歳まで演じた吉沢亮「いつの間にか栄一と重なっていた」

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で渋沢栄一を演じる吉沢亮(C)NHK

NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)で主人公・渋沢栄一を演じる吉沢亮(27)らが14日、オンラインで取材会を行った。物語は残すところ2回となり、26日放送の最終回に向けての見どころを語った。

吉沢は「何歳になっても衰えない栄一のエネルギー。終わりに向けてまとめるのではなく、最後まで現役で、年を重ねてもどんどん挑戦していく姿がこの物語の肝。最後までやりきったかなと思っています」と最終盤を紹介。91歳で亡くなるまでを演じ、立ち方や振り向き方など細かな動きを確認しつつ、年を重ねながらもエネルギッシュな“栄一像”に挑んだという。物語の進行に合わせて体重も増やし「最初と比べたら8キロくらい増えました」と明かす。

一年を通じて同じ役を演じて生まれた変化については「年相応のところからかけ離れたところまで長い間演じていたので、人間としても成長できていれば」。また「大河の主演としてうれしい思いたくさんしたけど、つらい思いもたくさん経験して、めちゃくちゃ生きてるなと思った時間だった。こんな刺激的な現場には早々出会えるものじゃないと、一生言ってそう」と感慨深げに笑った。

演出を手掛ける黒崎博チーフ・プロデューサーも出席し、「最後までエネルギーあふれる物語。吉沢さんが全身全霊で最期の91歳まで演じてくれた」と感謝した。近代日本の資本主義をゼロから立ち上げた渋沢と吉沢の共通点も語り、「吉沢さんは毎回ゼロベースで演じてくれる。長く渋沢栄一をやっているので『こんな感じかな』と演じることもできると思うけど、いちいちシーンをゼロから立ち上げて、さらの状態から演じている。こんなやり方をしていたら疲れるだろうなと思いながら毎回見ていた。その姿勢が、いつの間にか栄一と重なっていました」と話した。

挑戦と失敗を繰り返した渋沢の生涯を描き、「失敗ばかりだからこそ、主人公たり得た。吉沢さんが演じてくれたから、愛すべき主人公になった」と振り返っていた。