サブちゃん! サブスク解禁! 芸道60周年を迎えている演歌歌手北島三郎(85)が、来年元日から、ダウンロード配信を一挙に解禁することが26日、分かった。サブスクとは、サブスクリプションの略で、音楽の場合だと、一定の金額を支払うと聴き放題のシステム。
「函館の女」「帰ろかな」「兄弟仁義」のミリオンヒットの3曲はもちろん、「まつり」「与作」「風雪ながれ旅」などNHK紅白歌合戦でおなじみのヒット曲など、カラオケも含めて747曲が配信される。
関係者によると、サブスクと聞いて「サブちゃんスクールの略か」と言ったという北島は「栄枯盛衰の世の中で、今日まで歌い続けてこられましたのも、長年にわたる皆さまのご支援のたまものと、深く感謝しております。このたび、芸道60周年の集大成として、新しい形で皆さまに楽曲をお届けできることをうれしく思うとともに、これからも日本の心を大切に魂のある歌を歌ってまいります。今後とも、変わらぬごこうぎのほど、よろしくお願い申し上げます」とコメントした。
北島は1962年(昭37)6月に「ブンガチャ節」でデビュー。これまでに発売したシングルは247枚。紅白歌合戦には最多出場50回の記録を誇るなど、戦後の日本の歌謡界をけん引してきた。所属事務所社長で長男の北島龍氏によると、元日スタートにしたのは、お正月で家族が集まる中、世代間のかけはしになることを配信サイトから期待されているという。龍氏は「ファンの方からも、スマホで聴けないのかと言われていました。孫がおじいちゃんに、スマホで音楽が聴けるんだよと教えてもらえればうれしいですね」。
配信サイトはアップルミュージック、YouTubeミュージック、アマゾンミュージック、スポティファイなど。国内外の11サイトでスタートする。北島といえば、日本政府からの要請で、中国やブラジルだけでなく、シリアや旧ソ連のステージを務めたこともある。「歌は国境を越える」が持論。龍氏によると「紅白歌合戦も昔はお茶の間に向けての歌合戦だったけど、今は全世界の発信する番組。だから、みんなで頑張ろう」といつも語っているという。シリアで「まつり」を歌唱した時には、アンコールが止まらなかったといい、配信解禁で、海外からのサブちゃんコールが沸き上がる可能性もありそうだ。
また、元日には、CDアルバム「北島三郎芸道60周年~ファンと歩んだ永遠の輝き~1」「北島三郎芸道60周年~ファンと歩んだ永遠の輝き~2」の2枚が同時発売。芸道60周年の劇場でのコンサートの日程(福岡公演3月11~13日、大阪公演4月17~19日、名古屋公演年5月13~15日)も発表されるなど、60周年イヤーが本格的にスタートする。