藤原竜也「ひどい映画」から「いい作品に」松山ケンイチとW主演「ノイズ」

映画「ノイズ」ジャパンプレミアであいさつする藤原竜也(右)。左は松山ケンイチ(撮影・鈴木みどり)

藤原竜也(39)松山ケンイチ(36)が11日、都内で、ダブル主演を務める映画「ノイズ」(28日公開、廣木隆一監督)のジャパンプレミアに登壇した。

原作は、筒井哲也氏が17年から20年まで集英社「グランドジャンプ」で連載していた同名コミック。“死体を隠しきれるか”という、予測不能なサスペンスミステリーで、藤原は、元受刑者のサイコキラーを殺してしまう泉圭太を演じる。松山は、圭太の殺人を隠蔽(いんぺい)すべく死体隠しに協力する幼なじみの田辺純を演じる。

撮影は2年前、愛知県常滑市で、およそ1カ月間にわたって行われた。藤原は原作を読まずに、台本から読んだといい「最初あまりにも『ひどい映画だな』『怖い映画だな』と思って、ページめくるのをちゅうちょしていた部分があったんです」と打ち明けた。続けて、「読み進めていくにつれてちょっと様子が違ってきたというか、予想できない展開が見えてきたな、って非常に興味深くなり、いい作品になるんじゃないかなって思って撮影に参加させていただきました」と話した。

イベント終了後に、この日初めて本編が一般の方へお披露目されることもあり「ネタバレに気を付けながら『ノイズ』の楽しさを伝えていたら」と笑顔を見せた。

松山は「普通のサスペンスとは違って、殺人犯が決まっている所から物語が始まっていく。犯人目線で物語が進んでいくことって、なかなかないと思いますので、楽しんでいただければと思います」とアピールした。

神木隆之介(28)黒木華(31)伊藤歩(41)永瀬正敏(55)も登壇。