＜ニッカンスポーツ・コム／芸能番記者コラム＞

古田新太（56）はインターネットに触れない。携帯電話、スマートフォンをもっていないという。先日インタビューした際、その理由を問うと「今のところファクスで全部こと足りている。ネットニュースとか見ないですね。テレビにニュースあるもん。ずっとワイドショー見ています」。

休日は、朝からTBS系「ひるおび！」（月～金曜午前10時25分）、日本テレビ系「ミヤネ屋」（月～金曜午後1時55分）、「news every.」（月～金曜午後3時50分）、テレビ朝日系「報道ステーション」（月～金曜午後9時54分）日本テレビ系「news zero」（月～木曜午後11時、金曜午後11時30分）と報道、情報番組を見あさっていることを明かした。

インタビューを終え、写真撮影中に、古田から突然「ネットっておもしろいの？」と聞かれた。記者は迷ったあげく「おもしろい…時もありますね」と答えた。「何か面白いことを伝えなければ」と焦りながら、取材前夜に行われた女芸人No・1決定戦「THE W」の優勝者をめぐってSNS上で大論争が起きている件にからむエピソードなどを披露した。

古田は「ふふふ」とだけ笑い、その後は興味を示さなかった。ネットへのアレルギーや強いポリシーがあるようには見えなかった。単純に興味がなく、不便を感じないために、その世界に足を踏み入れていないだけ、という印象を受けた。

記者のつたないプレゼンでは、古田にネットへの興味関心を持たせることはできなかった。きっと古田にはこのウェブ記事は届かないだろう。「お客さんの前でやりたい」と舞台人としての自負を語る古田。リアルな世界を楽しんでいるようだ。【佐藤成】