俳優甲本雅裕(56)が2日、都内で、主演映画「高津川」(錦織良成監督、11日全国公開)の公開記念舞台あいさつに出席した。
同作は、錦織監督が撮り続ける島根県の清流「高津川」が舞台。同地の文化や自然、根ざした人々が描かれる。
19年11月に中国地方5県で先行公開されたが、コロナ禍で全国公開が約2年、先延ばしになっていた。甲本は「本当に待ちましたね。長かった。ベストな状況で見ていただきたくて、今ぼくが思うのは、ベストな時期に公開できると思ってみなさんに宣伝できればと思います」としみじみ語った。
キャリアは長いが、初の主演作。「台本を読み終わった時に自分が主役なんだと思いました。マネジャーから台本渡されただけだったので、読み終わったあとに、『主役じゃねえか、これ』ってマネジャーにきいたら、『そうですよ』って。人が初めて主役するのにこんな簡単なのかって」と笑いを交えて振り返った。
ヒロイン役の戸田菜穂(47)は「この日を待ち望んでおりました。2年待ったんですけど、今だからこそ皆さんの心に響くのではないか。本当の豊かさ、幸せってなんだろうって何か心を振るわせていただけたら本当に幸せです」。
甲本の娘役を演じた大野いとは、あいさつ中、感極まり、「たくさんの島根県の人たちが支えてくださったり、エキストラの人だったり、おにぎりやメロン差し入れだったり、たくさんの人の協力でできあがった映画。みんなで作った映画ってかみしめてみることができた。感慨深くて幸せ」と涙をぬぐった。
田口浩正は「島根の美しい絵が出そろっています。本当に優しい映画になっています」とアピールした。
錦織監督も出席した。