河合優実「走っている時、肩をたたいて呼び止められたよう」新人女優賞/キネマ旬報ベスト・テン

新人女優賞を受賞した河合優実(撮影・野上伸悟)

<第95回キネマ旬報ベスト・テン発表&表彰式>◇2日◇東京・オーチャードホール

河合優実(21)が「サマーフィルムにのって」(松本壮史監督)「由宇子の天秤」(春本雄二郎監督)「偽りのないhappy end」で、新人女優賞を受賞した。「(撮影時は)この道を駆けだしたばかりだったので予想していなかった。前を向いて走っている時に、肩をたたいて呼び止められたような気持ち。家族、友だち、全ての出会いとお力添えに感謝したい」と、独特の言い回しで受賞の驚きと喜びを語った。

司会の笠井信輔アナウンサーから、受賞を1番伝えたいのは誰かと聞かれると、河合は「母親ですかね。やっぱり、近くで生まれた時から見守ってくれたので。1番、報告したかった。温かく受け止めてくれた」と語った。

「由宇子の天秤」の春本雄二郎監督の演出が厳しかったのでは? と聞かれると「対等に何でも話し合ってくれた。わざと、突き放すような態度を取られたことがあったかも知れないですけど、優しくしてくれた」と感謝した。