脳梗塞のため入院中の落語家、三遊亭円楽(72)が今年の「夏頃まで」休養を延長することを18日、所属事務所が公式サイトで発表した。退院のめどがたっていないことや、余裕をもってリハビリと休養に充てることなどを理由としている。
所属事務所は、代表取締役名義で「落語家 三遊亭円楽に関するお知らせ(今後の見通しについて)」との文書を公表。「現在円楽は連日リハビリに励んでおり、本人曰く大変疲れるのだそうですが、回復に向けて日々前向きに頑張っております」と報告。直接の面会はかなわないが、家族・関係者とZoomを使った面会ができるようになり、顔色も良く、「美味い蕎麦が食いてえ!」と話していることなどが明かされた。
一方で、「脳梗塞に関する治療は終了していると聞いておりますが、リハビリの他に既往症の肺癌の経過観察と治療等もあり、まだ退院の目途は立っておりません」と現状を説明。「本人は、『俺がいなくて笑点は大丈夫か』と気にしておりますが、弊社といたしましては、今しばらくの期間、余裕をもってリハビリと休養に充てさせていただきたく、本年(2022年)夏頃までのお仕事はお休みさせていただくことをここにご報告申し上げます」と記された。
その上で、「リハビリ等による回復状況や本人の意思により、夏を待たずに少しずつでもお目にかかれると良いなと…これはあくまで希望ですが、祈っております」と、状況次第では早期復帰も示唆している。
休養延長に伴い、2月12日や4月13日の独演会など、複数の公演の中止や延期なども公式サイトで発表された。一部公演については笑点メンバーらによる代役を立てて、予定通り開催される。
円楽の脳梗塞発症と入院は、所属事務所が先月26日に発表。意識はあり、命に別条はなく、新型コロナウイルスとの関連もないとした上で、当初は2月末まで仕事を休み、治療と休養に充てるとしていた。
円楽がレギュラー出演している日本テレビ系演芸番組「笑点」は、1月分は収録済みのものを放送し、2月からは桂文珍が出演するなどしている。