OSK日本歌劇団創立100周年記念公演「レビュー春のおどり」が18日、大阪松竹座で、13日遅れで開幕(20日まで)した。
当初は2月5日に初日予定だったが、公演関係者に新型コロナウイルス感染者が判明し、PCR検査の結果、同関係者から23人の陽性が確認され、初日は先送りになっていた。
この日は、劇場内に除菌スプレーが複数箇所に設置され、大声でのおしゃべりを控えるようアナウンスが繰り返された。
しかし幕が開けば、そこはもう夢の舞台。第1部「光」では山村友五郎、尾上菊之丞、藤間勘十郎という日本舞踊を先導する3人が初めて共同で演出・振付を担当。殺陣、群舞と優雅で幻想的な和物レビューを展開した。
第2部「INFINITY」では一転、ダイナミックで華麗な洋物レビュー。1922年(大11)松竹楽劇部として誕生したOSKの歴史をたどるように、100年の重みを背負う出演者らが歌とダンスを披露。歓声を遠慮する客席のファンから手拍子と熱い視線を集めていた。
昨年4月にトップスターに就任した楊琳(やんりん)、トップ娘役の舞美(まいみ)りらや、千咲(ちさき)えみらがステージ狭しと躍動。カーテンコールであいさつに立った楊は感極まった表情で「帰ってまいりました。こんなにもたくさんの人が待ってくださっていてうれしくて仕方ありません。スタッフ一同、これまでの努力が報われた思いです」と心情を語った。
フィナーレは30年(昭5)以来歌い継がれている「春のおどり」テーマ曲「桜咲く国」で華やかに締めくくった。
大阪公演の後は東京・新橋演舞場で3月25~27日、7月9~18日には京都・南座で上演予定。