乃木坂アンダーライブ座長の佐藤楓「私たちに立ち止まっている時間なんてない」/スピーチ全文

乃木坂46の「29thSGアンダーライブ」でパフォーマンスする佐藤楓

乃木坂46の「29thSGアンダーライブ」千秋楽公演が27日、横浜・ぴあアリーナMMで開催された。最新シングル「Actually…」収録のアンダー曲「届かなくたって…」を歌うアンダーメンバーの伊藤理々杏、金川紗耶、北川悠理、黒見明香、阪口珠美、佐藤楓、佐藤璃果、中村麗乃、林瑠奈、松尾美佑、向井葉月、矢久保美緒、山崎怜奈、弓木奈於、吉田綾乃クリスティー、和田まあやの16人が出演した。

本編ラスト、「届かなくたって…」でアンダーセンターとなり、ライブの座長を務めた佐藤楓があいさつした。会場は、佐藤楓が大好きな“楓色”のペンライトで真っ赤に染まった。スピーチ全文は以下の通り。

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早いもので、もうアンダーライブ最終日が終わろうとしています。皆さん楽しんでいただけましたでしょうか?(拍手を浴びる)

今回の、このアンダーセンターっていうのは、自分の中ですごい…すごく、すごく突然のことで。自分は、センターというものには縁のない人間だと思っていたし、センターっぽくもないと思っていました。ここにいる皆さんの中にも、まさか私がセンターに立つ日が来るとは思っていなかった方もたくさんいると思いますし、私を推してくださる方にも、そう思っていた方がいっぱいいらっしゃると思います。

最近は先輩方の相次ぐ卒業があって。卒業に目を背けて、立ち止まりそうになっちゃうんですけど、私たちに立ち止まっている時間なんてなくって。今ここにも後輩がたくさんいますし、5期生も新たに入って来てくれて、3期生はもうとっくに引っ張っていく側の立場になっているので、センターって決まってから、すぐに気持ちを切り替えることができました。

今まで、そうですね…少し前の私だったら、センターってなった時に、どうしよう、大丈夫かな、私なんかでやっていけるのかな、ってすごいネガティブな思考があったと思うんですけど、今回は全然そうではなくて。今まで自分が乃木坂の活動でやってきたことにウソは1つもないし、自信を持ってやってきたことが、やってきたものがあるからこそ、今ここにこうして、しっかりと立つことができています。

そして、手を取り合って一緒に歩いてくださったファンの皆さんの力もすごく大きかったです。こうして、まだ見たことがなかったすてきな景色が、今見られていることがすごく、すごく幸せです。

そしてこのアンダーライブ最終日、ここまで来られたのは、ここにいる16人全員の力でもありますし、配信で見てくださる方、会場に足を運んで来てくださるファンの方の力でもありますし、何よりライブを裏でたくさん支えてくださる全ての方のお力でもあります。本当にありがとうございます。(お辞儀して、大きな拍手を浴びる)

そんな全ての方への感謝を込めて、最後の曲にいきたいと思います。この曲は私が初めてアンダーに参加した大切な曲です。それでは聴いてください。「新しい世界」。