中村勘九郎、主演朗読劇は「稽古を進めていくうちに作品がどんどん進化」映像の融合にも自信

スペクタクルリーディング「バイオーム」の公開通し稽古を行った主演の中村勘九郎

中村勘九郎(40)主演のスペクタルリーディング「バイオーム」(8~12日、東京建物Brillia HALL)の公開稽古が7日に行われた。

政治家一族と、人間たちを見てきた庭や植物の物語を朗読で表現する。

勘九郎は「最初は朗読劇として稽古を進めていたのですが、稽古を進めていくうちに作品がどんどん進化していき、ついていくのが大変でした。短い期間で充実した稽古でした」と振り返った。

11日午後5時開演回の配信も発表された。朗読と映像との融合も見どころで、勘九郎は「映像ならではの美しさをおうちでも楽しんでいただけること間違いなしです」と自信を見せている。

勘九郎をはじめ、花總まり、古川雄大、野添義弘、安藤聖、成河、麻実れいは全員一人二役演じる。人間と植物の2役を演じる花總は「今までに経験したことのない2つの対照的な役に全力で立ち向かっております」、麻実も「難解な作品と感じましたが読み込んでいくうちに、生きていく強さとあたたかさが私の中に広がりはじめました」などとコメントしている。

今年3月に宝塚歌劇団を退団した上田久美子氏の書き下ろし戯曲で、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」などで知られる一色隆司氏が演出。