北京五輪ノルディックスキー複合男子で個人ラージヒル、団体ともに銅メダルを獲得した渡部暁斗(34=北野建設)が7日、「すてきなお父さん」を表彰する「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」を受賞し、都内で、授賞式に出席した。
先月22日に、次男が生まれたばかり。子どもの力について「今までは、自分のためにスキーをやってきたんですけど、この子のために自分の人生があるって考えた時に、いつスキーを辞めてもいいなって思えたんです。いつ辞めてもいいから、もう捨てる物がないって思えたことが、1つの大きなものになっていると思います」と話した。
北京五輪では最後まで諦めない姿が、日本中に元気を与えた。「3年前にコロナ禍になって、スポーツの存在価値を考えさせられて迎えたオリンピックでした。スポーツって何のためにあるのかって考えて、メダルだけじゃなくて、戦う姿にも意義があると。結果、0・6秒で金メダルは獲得できなかったんですけど、面白いレースができて、みなさんに『面白かった』って言ってもらえて。1つ新しいスポーツの価値を見いだせたと思う、そんなオリンピックでした」と話した。
自身の子どもを「師匠」と呼び、その無駄のない動きを観察しているという。今後について「2人の師匠と一緒に、体を極限まで極めて、またいいパフォーマンスができるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。