不倫や中絶要求など報じられた天竺鼠の瀬下豊復帰「申し訳ございませんでした」謝罪もかむ

天竺鼠の瀬下(2014年1月撮影)

一部週刊誌で一般女性との不倫や、妊娠中絶の要求などを報じられ、4月14日から芸能活動を自粛していた、お笑いコンビ、天竺鼠の瀬下豊(42)が21日、東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAで同期のかまいたち、藤崎マーケットと行う公演「かま天マーケット」で復帰した。

公演冒頭で瀬下は黒いスーツ姿で登場。他の芸人が長めの自己紹介と共に次々と登場する中、最後の6人目に「(天竺鼠の)川原の相方」というメッセージのみで紹介され、やや笑いの起こる中でステージに立った。

かまいたちの濱家隆一(38)に「瀬下から一言」とうながされると、瀬下は4秒ほど頭を下げ「このたびは、一部メディア報道に関しまして、関係者各位、そしてファンの皆さまに多大なるご迷惑をおかけしたこと、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。最後の「ございませんでした」の部分をかんでしまったため、客席からは再び笑いと拍手が起こった。

終始和やかなムードの中で、1人神妙な面持ちの瀬下の謝罪は続き「活動自粛中、自分のしたことを深く反省しまして、家族、相方、同期、芸人仲間に許していただき、イチからやり直させていただくこと、応援してもらって、この場に立たせてもらっております」と説明。今後へ向けて「これを皮切りに、本当にイチから、今はゼロ、マイナスの状態ですので、温かい目でとは言いません。自分の行動を本当に考えながら、感謝を皆さまに忘れず頑張りますので、これからも見守って下さい。本当にすみませんでした」と再び頭を下げた。会場からは大きな拍手が起こった。

謝罪後に濱家から話を振られた相方の川原克己(42)が「まあでもまたすぐ悪い記事が出ると思います」と冷めたように語ると、客席は爆笑。濱家は「あんなところでかむなよ」と鋭い突っ込みを入れていた。

その後は、えんじ色のスーツに着替え、通常通り明るく公演をこなした。最後の写真撮影タイムでは他の5人が客席へ手を振る中、1人、頭を下げて対応。メンバーから「撮りたくない人いるやろうから瀬下なしバージョンもやろう」と5人のみの撮影タイムも設けるイジりも受け、締めくくった。

瀬下は20日に自身のツイッターを更新し、活動を再開することを発表。「このたびは一部メディアの報道に関して、関係者各位、ファンの皆さまには多大なるご迷惑をおかけし、大変申し訳ございませんでした」と謝罪。「行動自粛期間中、私の無責任な行動を深く見つめ直し、家族、相方、同期、芸人仲間とも話し合いを重ね、許しをいただき、6月21日に実施するライブ『かま天マーケット』への出演から仕事を再開し、一からやり直させて頂くことになりました。支えてくださった関係者各位、ファンの皆様に心から感謝し、今後の芸人人生を精いっぱい精進致します」とつづっていた。

瀬下は3月にも一般女性との不倫が報じられており、4月の記事では地元鹿児島在住の女性を妊娠させ、中絶を求めるなどの内容が記されていた。

この日の公演にはかまいたちの濱家、山内健司(41)、藤崎マーケットの田崎佑一(41)、トキ(37)、天竺鼠の2人が出演した。