中村歌之助 手塚治虫さん作品の初歌舞伎上演で初主演「ご縁を感じる。全霊を注いでやらないと」

歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」の第一部「新選組」の取材会を行った中村福之助(左)と中村歌之助

中村歌之助(20)が初主演する歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」第一部の新作歌舞伎「新選組」の取材会が19日、東京・銀座の歌舞伎座で行われた。

“漫画の神様“手塚治虫さんの作品が初めて歌舞伎として上演される。「新選組」は1963年(昭38)に月刊誌「少年ブック」で連載された。父の敵をうつため、新選組に入隊して剣の腕をみがく少年・深草丘十郎(歌之助)の成長と、謎めいた親友・鎌切大作(中村福之助)の友情を描く。

歌之助は初主演について「手塚作品は子どものころから読んでいました。漫画やアニメなどの描き方がとても歌舞伎的で『いつか歌舞伎に』と思っていた。初主演でご縁を感じる。とてもうれしい」。20歳での大役については「15、16歳のころは『やればできる』と思っていたがそうではない。今回はターニングポイント。全霊を注いでやらないといけない」を気を引き締めた。父の中村芝翫からは「期待している」と言われたという。「こんなこと言われたのは初めて」と明かした。

福之助は弟・歌之助とともに兄弟2人がクローズアップされることに「不安が勝っている」と言いながら、兄として「サポートすべきところはサポートしたい」と語った。

3兄弟の長男・中村橋之助も出演するが、メインの役どころではないために「いいなぁ~」と言われているという。