歌舞伎俳優中村梅玉(75)が、重要無形文化財(人間国宝)に認定された。1956年(昭31)に初舞台を踏んで66年。「父(六代目中村歌右衛門)のお墓にも報告しました。喜んでくれていると思います」と語った。
9歳で養子になった。「若いころはテレビに出たいと言っても父が許してくれなかった」。品のある歌舞伎俳優になるため、歌舞伎の本分である古典を学ぶように指導されたという。「父の教育方針は間違っていなかった」。
「気を若く持つ」「今を知る」ことを心掛けている。「音楽が好きでYOASOBIにはまっている。桑田佳祐も好き」。自身の性格を「のんき」と評し「挫折感は1度もなかった」「流れに乗ってここまできた」と続けた。
14年からは、こども歌舞伎スクール「寺子屋」で講師を務めている。「子供たちに歌舞伎文化に触れてほしい。それで歌舞伎文化の裾野が広がる」と期待をしている。
今後については「歌舞伎という素晴らしい伝統文化を後世に伝えていくということが、大切な使命の1つだと思っております。これからも、みんなと力を合わせて、歌舞伎をますます発展させていくことに力を尽くす所存でございます」と語った。