25日に69歳で亡くなった島田陽子さんと、映画「砂の器」(1974年公開)で共演した俳優森田健作(72)は25日、訃報を受けて日刊スポーツの取材に「あの奥深い作品で、島田さんが演じた役はまさに、島田さんではないと務まらない役だった」と振り返り、当時の島田さんの様子について語った。
「作品で(島田さんに)与えられたのは重要な大きな役でしたが、それを見事に演じきった。私は、島田さんでないとあの役は務まらなかったと思っている。まさしく、『はまり役』だった」という。「あんなに美しく清楚(せいそ)な顔立ちながら、あんなに寂しそうな雰囲気を醸し出せるのは、あの人しかいなかったと思う」とも述べた。
島田さんと最後に会ったのは3年前。「砂の器」に関するイベントで同席した際に、「またお会いしましょうよ」と言われたのが、言葉を交わした最後だったという。その際は、元気そうな様子だったという。森田は、75年公開の映画「夜霧の訪問者」などでも、島田さんと共演している。