「呪怨」清水崇監督、実は人一倍のビビりだった少年時代 だからこそ分かる恐怖のポイント

清水崇監督(2022年2月撮影)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

バラエティー番組「モニタリング」(TBS系)の季節もの、心霊シリーズは夏の楽しみの1つだ。

11日の回では、子役出身の須賀健太(27)とSKE48の須田亜香里(30)という異色コンビのパニックぶりが秀逸だった。

演出しているのが「呪怨」シリーズなどで知られる清水崇監督(50)だから、脅かしのツボをしっかり押さえている。芸能人がターゲットになったものとしては、関口メンディー(31)と浜口京子(44)が意外なビビりを披露した回の心霊バス(18年)以来の「傑作」だと思う。

別室でモニターを見ながら「恐怖の仕掛け」のタイミングを指示する清水監督も想定以上の2人のリアクションにご満悦の様子だった。

8年前になるが、このホラーの名手にとっては異色の作品となった「魔女の宅急便」(小芝風花主演)の香港キャンペーンに同行して、ゆっくりと話を聞く機会があった。意外なことに少年時代の清水監督は人一倍のビビリだったという。

「夜1人でトイレに行くときはビクビクでしたね。階段を上がる途中で何か出てきたらどうしよう。いるはずのない人の気配を感じたり、音に敏感になって木の揺れる音だけで体が硬直したり」

だからこそ、人が怖がるポイントが分かるということなのだろう。

「やたらに想像を膨らませる子どもだったんですね。何かがいるはずだ。ああだったら怖い。こうだったらもっと怖い。結局、それが恐怖シーンのアイデアにつながっているんです」

自身が感じる恐怖こそがホラー演出の源泉というわけだ。心霊コーナーを演出する清水監督にさらなる心霊ドッキリを仕掛ける「ダブル心霊企画」をモニタリングしたい気もするが…。 【相原斎】