高嶋政宏、企画・監修の「ロマンポルノ」50周年で共演の川瀬知佐子を絶賛

「ROMAN PORNO NOW」祭りトークイベントに登壇した、映画「愛してる!」の高嶋政宏(撮影・村上幸将)

高嶋政宏(56)が18日、都内の神楽座で行われた、日活ロマンポルノ50周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW(ロマンポルノ・ナウ)」祭りに登壇。大好きなSMについて、熱く語った。特に、企画・監修した映画「愛してる!」(白石晃士監督、9月30日公開)で共演した「愛してる!」(白石晃士監督、9月30日公開)主演の川瀬知佐子(22)の、あえぎ声と脱ぎっぷり、緊縛のうまさを絶賛した。

劇中で、川瀬は鳴かず飛ばずの地下アイドルながらSMクラブ「Hentai Shinshi」での女王と、両方のトップを目指すミサ、高嶋は店の常連でミサのSMの才能を見いだしサポートしていく俳優・高嶋政宏本人を演じた。撮影について質問が出ると、川瀬が「演じる他に、縄とむち、歌って踊って…いろいろあって、あっという間でした。撮影に入る間に、お手本を見せてもらって、出来るようになるか心配だった。プロフェッショナルの方、サポートしてくれた」と振り返った。川瀬は、女王様から奴隷として調教を受け、女王様に成長していくシーンの中で、緊縛され、むちで打たれ、逆に自らがする側を演じる。その緊縛の練習について「あやとりが苦手で(緊縛と)通じるものがあった。腕付きのトルソーを用意してもらい朝、起きたら縛って、寝る前も縛って、夢にも出てきて、すごい充実した縄ライフみたいになってる」と言い、笑みを浮かべた。

すると、高嶋は「あやとりと、緊縛は違う。でも、緊縛って、英語だけ習った人に突然、ドイツ語を学んでくれ、というくらい大変。僕も歌舞伎町で緊縛の初級講座、通っているけど、無理無理。(縛る縄が)よれちゃいけないんですから。それを短期間でやって『本物でしょ? 主演の子?』と言われるくらいハマってる」と、SMのプロも川瀬の緊縛を絶賛したと明かした。その上で「(練習は)トルソーでやったんだ!? 生身の人間は、右きき、左ききあるし、縮むし筋肉の量も違う。1回、生身の人間を、ぜひプライベートで縛って欲しい。その後で、自分がどの辺に興奮するのか、緊縛に興奮しないのか聞かせて欲しい。あなたのフェチを、ぜひ教えて欲しい」と川瀬に肉薄し、場内を笑わせた。

高嶋は、18年の著書「変態紳士」でSM好きをカミングアウトしており、今作ではSMの世界観や脚本へのアドバイスも手掛けた。「自らをさらけ出した。『変態紳士』が、まさか映画になるとは…皆様のおかげです」と胸を張った。さらに「マミイプレー」が好きだと豪語。「赤ちゃんプレーは別にあるけど、ミイラの方。業務用ラップで首から上を巻かれ、上から馬乗りになり、なめられまくるマミイプレー…」と解説した上で、コロナ禍の現状を憂い「僕のプライベートライフが、メチャクチャ狭まった」とも語った。

その上で「あえぎ声が、最高なんですよ。1番、やっちゃいけないのは、むち打たれてギャー。アンアンがねぇ…度が過ぎるとしらける」と、川瀬の劇中のあえぎ声を絶賛。さらに「脱ぐシークエンス…その流れが自然で。例えば、ストリップ劇場を題材にした作品でも、背中から撮ったりして脱がない女優さんとかいる。芸能事務所の問題なのかも知れないけど…いつもの、そういうシーンに対する違和感がない。あえぎ声から脱ぐまでのプロセスが、本当に感動しました。素晴らしい」と、川瀬の全力の芝居を絶賛した。

この日は「手」(松居大悟監督、9月16日公開)の福永朱梨(27)と金子大地(25)、「百合の雨音」(金子修介監督、10月14日公開)の小宮一葉と花澄(43)も登壇した。