錦織一清、構想20年の舞台はサラリーマンの悲哀描くも「仕事をする場面がひとつも出てこない」

舞台「サラリーマンナイトフィーバー」囲み取材に出席し記念撮影する。左から古原靖久、渋谷天笑、錦織一清、純名里沙、舞羽美海、惣田紗莉渚(撮影・宮地輝)

錦織一清(57)が作、演出、出演する舞台「サラリーマンナイトフィーバー」(23日から、仙台電力ホールなど)の取材会が21日、都内で行われた。

しがないサラリーマンが娘のために奔走する痛快人情コメディー。錦織が構想20年をかけた作品で、今回が3度目の上演となる。錦織は「小さい劇場から始まって、自分の作品がどんどん成長していって」と感慨深げ。「サラリーマンの悲哀を描けたら。サラリーマンなのに仕事をする場面がひとつも出てこないふざけた作品ですが」と話した。

今作では、ダンスナンバーを従来の7曲から13曲に増量。通勤風景をテーマにした「吊革ダンス」「wi-fiダンス」なども新たな見どころとなる。

5年ぶりの舞台出演となる錦織もダンスを披露するという。「僕のダンスはまだ権利をジャニーズ事務所が持っているんじゃないかな。そのへんを忖度(そんたく)しながら踊っています」と笑わせ、「若い人たちに負けないように。元気な芝居でお客さまに喜んでいただけたら」と抱負を語った。

この日は錦織のほか、主演古原靖久、惣田紗莉渚、舞羽美海、純名里沙、渋谷天笑が登壇した。