人気スパイ映画「007」シリーズの初代ジェームズ・ボンド役で知られる英俳優ショーン・コネリーさんが所有していたシルバーのアストン・マーチンDB5が競売にかけられ、240万ドル(約3億2400万円)で落札されたことが分かった。競売にかけられたのは1964年製のアストン・マーティンDB5で、60年代にコネリーさんが演じたボンドが劇中で運転していたものと同じ車種だった。
1964年に公開された「007/ゴールドフィンガー」にアストン・マーチンDB5が初登場して以降、同シリーズでは現在までBMWやベントレーなど多岐にわたるさまざまな車が登場しているが、「ボンドカー」と言えばコネリー演じるボンドが運転していたDB5と言われるほどアストン・マーチンは世界で最も有名な車として知られる。
撮影に使われた車種にはマシンガンや脱出用シート、オイル散布装置などのさまざまな仕掛けが施されていたが、映画の公開から50年以上たって自身の愛車としてコネリーさんが購入した64年製造のDB5には、ガジェットは搭載されていない。
コネリーさんはDB5を購入してから2年後の2020年10月31日に90歳で死去した。今回出品されたのは、コネリーさんが所有していた唯一のアストン・マーティンで、予想をはるかに上回る金額で落札されたというが、落札者の氏名などは詳細は明らかにされていない。映画のプロモーションに使用されたガジェット満載のDB5は、2019年に競売にかけられ、640万ドル(約8億6400万円)で落札されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)