ウィリアム皇太子夫妻&ヘンリー王子夫妻、4人一緒に公の場に 国王演説で歩み寄りか 海外報道

ウィンザー城を訪れたウィリアム皇太子(左)とヘンリー王子(ロイター)

8日にエリザベス女王が死去したことを受け、王位継承順位第1位となったウィリアム皇太子(40)とキャサリン妃(40)が10日、確執が取り沙汰される弟ヘンリー王子(37)とメーガン妃(41)夫妻を伴って女王の住まいだったウィンザー城をサプライズ訪問し、メディアの前で4人が並んで歩く姿を披露した。

米CNNによると、大勢の人が集まる場に兄弟が一緒に姿を見せることは想定されておらず、大きなサプライズだったと伝えている。4人は手向けられたたくさんの花束や女王を悼むメッセージカードなどを手に取ってみて回り、その後は城の周りに集まった大勢の人々の元に歩み寄り、柵越しに言葉を交わしたり、握手をするなどして感謝の意を伝えた。

4人が一緒に公の場に姿を見せたのは、今年6月に開催された女王の即位70周年を祝う行事プラチナジュビリーの一環で行われた感謝の礼拝以来となる。

慈善団体のイベントに出席するため4日から夫と共に英国に滞在していたメーガン妃は、エリザベス女王が死去した際にスコットランドにあるバルモラル城への訪問を断念しており、女王の死去後に姿を見せたのはこれが初めて。

黒いドレス姿のメーガン妃は、ダークスーツ姿のヘンリー王子としっかりと手をつないで歩き、沿道の観客から声をかけられると時折笑顔を見せる場面もあった。

4ショットが実現したのは、ウィンザー城の敷地内にあるアデレード・コテージに引っ越したばかりのウィリアム皇太子が、自宅近くのフロッグモア・コテージに滞在しているヘンリー王子夫妻に声をかけて誘ったものだとCNNは伝えている。

王室批判を繰り広げてきたヘンリー王子夫妻とウィリアム皇太子との対立がメディアでたびたび取り沙汰されてきたが、CNNは前夜に父チャールズ国王が即位後初のテレビ演説で「海外で人生を歩むヘンリーとメーガンに愛を伝えたい」と言及したことが、今回の歴史的な兄弟の歩み寄りにつながった可能性を指摘している。

女王の死後、王室を離脱した夫妻は批判にさらされているが、ウィリアム皇太子夫妻と同様に沿道に集まった人々と時間をかけて交流し、国王となった父と王室を支える姿勢を見せていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)