柴咲コウ(41)が16日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「沈黙のパレード」(西谷弘監督)初日舞台あいさつで「ガリレオシリーズ」に復帰した感慨を聞かれ「楽になった」と口にした。
柴咲は劇中で、福山雅治(53)演じる天才物理学者・湯川学のバディ的存在の警視庁捜査1課の刑事・内海薫を演じた。フジテレビ系で最初に放送された、07年10月期の連続ドラマと08年の映画第1弾「容疑者Xの献身」には出演も、13年4月期に同系で放送された連続ドラマ第2シーズンと同年の映画第2弾「真夏の方程式」には出演しておらず、同6月放送のスペシャルドラマ「ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ」以来、出演はなかった。
柴咲は実質、14年ぶりに本編で湯川と薫がタッグを組み、シリーズに帰ってきた感想を聞かれると、笑みを浮かべた。ファンからも待望論はあり「お声は目を通していて、うれしいなと思って。テレビドラマって、違うエッセンス、新しい刺激が必要だから後輩を入れたんでしょうけど…変化していくことも必要だろうと思うんですけど」とシリーズから離れた際の思いを語った。その上で、復帰について「呼び戻してもらった。新しいキャラも出てきているので、安心して見てもらえる3人かなと」と、北村一輝演じる湯川の親友で薫の先輩でもある、草薙俊平とのトリオ復活の意義を強調した。
そして、07年の連続ドラマ第1シーズン当時を振り返り「テレビドラマとして盛り上げたいというのが、キャラキターを通してあったし、湯川先生をたき付けたり」と語った。その上で、今回の復帰について「(キャラクターとともに)当然、私も年月がたっていた。時間がたつと、大人部門の解釈、見せ方も出てきて、やっている方は落ち着いてお芝居が出来るなというところがあった」と語った。その上で「楽になった」と本音を吐露した。
◆「沈黙のパレード」 帝都大教授の湯川学(福山)の元に、警視庁捜査一課の刑事内海薫(柴咲)が相談に訪れる。数年前に行方不明になった女子学生が、遺体となって発見。容疑者は、湯川の親友で内海の先輩の草薙俊平(北村一輝)が、かつて担当した少女殺害事件で完全黙秘を貫き、無罪となった蓮沼寛一(村上淳)。蓮沼は再び完全黙秘を遂行し、証拠不十分で釈放され女子学生の住んでいた町に戻ったが、夏祭りのパレード当日に殺害。女子学生を愛していた家族、仲間、恋人…全員に動機とともにアリバイがあった。
◆「ガリレオ」 作家の東野圭吾氏の推理小説「ガリレオシリーズ」を原作に、フジテレビ系「月9」枠で07年、13年に放送され、平均視聴率21・9%を記録した連続ドラマ。08年に映画第1作目「容疑者Xの献身」が公開され、興行収入49億2000万円と大ヒット。13年には2作目「真夏の方程式」が公開され、興収33億1000万円を記録した。「沈黙のパレード」は、18年に出版された東野氏の小説を、前2作の映画に続き福田靖氏が脚本、西谷弘氏が監督を務め、湯川、内海、草薙が9年ぶりに再集結。主題歌は9年の時を経て再結成となる福山と柴咲によるユニット「KOH+」が、福山が書き下ろした主題歌「ヒトツボシ」を歌唱することも話題となっている。