秋川雅史が初の個展開催「次は武田信玄像を彫りたい」毎日彫刻に5、6時間 二科展2年連続入選

東京・銀座で初個展を開催する秋川雅史

二科展彫刻部門に2年連続で入選した歌手秋川雅史(54)が、東京・銀座の靖山画廊で初の個展を開催することになり17日、報道陣の取材に応じた。

秋川は昨年度の二科展の彫刻部門に「木彫楠公像(楠木正成像)」に芸能人として初入選。今年も、横幅130センチの大型作品「木彫龍図」で2年連続2回目の入選となった。

初の個展開催に秋川は「11年から彫刻を始めて、念願の個展を開催することができました。ありがとうございます」と喜んだ。

子どものころから図工は得意。出身地の愛媛県西条市は、だんじり祭が有名で、だんじりには龍などの一面彫刻が施されているという。「子どものころから、木彫りの龍を見て育ちました。だんじりの彫刻を見ると、血が騒ぐんです」。

ある時、皇居前に立つ楠木正成像を見て、これを掘りたいと思ったという。「かっこいい銅像が大好きで。次は(甲府駅前の)武田信玄像を彫りたいと思っています」。保有する彫刻刀は120本ほど。「プロの方は200本は持っていると思います」。1日、5~6時間は彫刻に向かう。「午前中に2~3時間、午後もそれくらい。その後に歌の練習に臨みます」。

2年連続の入選には「昨年よりはハードルが高かったです。最初は、どうにか通してくれても、2回目はそうはいかないので。だから、昨年よりはうれしかったです」。個展については「最初に彫った作品から、すべてが並んでいます。10年前の作品を見ると、未熟だなと思います。でも、43歳で始めたので、人間はいつまでも成長するんだということが分かると思います」。

今後も歌手と彫刻家の二刀流を続ける。「歌手は本業。お客さんが求めるので、歌の練習は毎日、プレッシャーの連続です。だからつらいのですが、彫刻は楽しい。文句は言われませんから。自分のレベルで成長していければと思います」。