出光仁美「水森英夫先生がトイレに行くタイミングで呼び止めて…」歌手のキッカケはカラオケ大会

自身のカラオケ大会のミニライブで熱唱する出光仁美

演歌歌手出光仁美(38)が24日、自身の歌唱曲を対象にしたカラオケ大会を都内で開催した。

約150人の応募から選ばれた10人が歌唱予定だったが、台風の影響などで3人が急きょ欠席。7人が出光の新曲「再会橋で」を歌唱して自慢のノドを競い、横浜市の自営業佐藤かつよしさん(72)が優勝した。

出光は「皆さん、自信を持って歌われてたのですごいなって思いました。何か、自分のオリジナルの曲みたいにして歌っていて、そこは勉強になりました」と参加者のレベルの高さに驚いていた。

出光が歌手になるキッカケもカラオケ大会だった。九産大を卒業し、地元の福岡で会社員をしていたが歌手になる夢を諦めきれなかった。「15年前になります。兵庫県のカラオケ大会に出場をして、審査員をしていた(作曲家)水森英夫先生がトイレに行くタイミングで呼び止めて『弟子にしてください』とお願いしたんです」。

弟子入りを許されて上京。約2年の修行をへて、10年に「おんな七厘・神楽坂」でデビューした。「デビューをして13年目に入りました。当時の計画ではもう紅白歌合戦に出場して、お金持ちと結婚をして子どもを生んで、家を建てているはずなのですが、どれもかなえていない」とジョークで笑わせた。

20年に発売した前作「あいたか橋で」はコロナ禍でキャンペーンができなかった。だが、2月発売の新曲「再会橋で」では少しずつ歌う機会が増えている。「ライブをやれたら楽しい。多くのファンに『再会』したい」と曲タイトルにからめて願った。

夢を聞くと釣り好きらしく「釣り船を買いたい」。そして「生まれ変わったらカツオ船に乗って一本釣りをやりたい」と目を輝かせた。本職の歌でも大ヒットという“一本釣り”を狙っている。