三遊亭小遊三「楽屋で機嫌良い時の顔をしていた。次の収録来るんじゃないかと」円楽さん自宅弔問

三遊亭円楽さんの自宅を弔問した三遊亭小遊三(撮影・加藤理沙)

9月30日に72歳で亡くなった落語家三遊亭円楽さんと最後のお別れに、落語家の三遊亭小遊三が2日、都内の自宅を弔問した。

最後のお別れに「楽屋で機嫌の良い時の顔をしていました。次の収録に来るんじゃないかと。実感がありません」と声を詰まらせた。

小遊三師匠は三遊亭円楽さんが出演していた、日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜午後5時30分)で長く共演。最後に会ったのは8月20日の東京・国立演芸場の8月中席で、円楽さんが約7カ月ぶりに高座復帰した際だという。「国立に一緒に出たときはお話ししました。良かったよといっていただいた」と話した。

また笑点については「お世話になった。芸のことより、僕のことを気にかけてくれて、台本を渡されて『これで覚えなさい』と発破掛けてくれた」「笑点の先輩だから、数多くのアドバイスをもらって、ありがたい人でした」と話した。

小遊三師匠は円楽さんとの思い出を聞かれると「(一緒にいることが)日常だったからとりわけて…数多く面白いことがありました」と振り返った。プライベートでも親交があり「ゴルフが好きでゴルフの付き合いもありました。とにかく下町のおじさんだから、面倒見が良くて、僕はおんぶにだっこでやらせてもらいました」と追悼した。