声優・近石真介さん死去、91歳 老衰 アニメ「サザエさん」初代フグ田マスオ役など

近石真介さん(14年2月撮影)

アニメ「サザエさん」の初代フグ田マスオの声や日本テレビ系「はじめてのおつかい」のナレーションなどを務めた、声優で俳優の近石真介(ちかいし・しんすけ、本名安蔵=やすぞう)さんが5日午前8時、老衰のため東京都内の自宅で亡くなった。91歳。東京都出身。所属事務所によると、葬儀、告別式は近親者のみで既に執り行った。

事務所関係者によると「5日の朝、眠るように旅立たれました」という。近石さんは、サザエさんの放送が始まった1969年から78年まで、マスオ役を演じた。そのほか映画の吹き替えや、俳優としては舞台やドラマで活躍。TBS系ラジオ「はがきでこんにちは」では20年までパーソナリティーを務めていた。