女優夏子(26)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「アイゾウ警視庁・心理分析捜査班」(火曜深夜0時25分)が、11日からスタートする。
今年3月、関東ローカルの単発ドラマとして放送。週間見逃し配信で再生数20万回を超えるなど評判を呼び、今回の連ドラへとつながった。オーディションで地上波ドラマ初主演の座を勝ち取った夏子にとっては、初連ドラ主演作品にもなった。
「そもそもオーディションに受かった時もうれしかったんですが、3月に放送されて、評判がよかったようで。連ドラになった時は大喜びでした。キャストもスタッフも前回と同じ方々とご一緒できて。それが一番うれしかったですね」。
世界で実際に起きた、男女の愛憎劇をめぐるミステリー事件をドラマ化した作品。夏子が演じるのは、男女の愛憎事件を専門に扱う「警視庁心理分析捜査班」のたった1人の刑事、安座間霧子(あざま・きりこ)。職場の上司にストーカー行為を働き左遷された過去があるというミステリアスなキャラクターだ。
「ミステリアスというか、変人というキャラなんでしょうが、本当は血の通った人間らしい一面をしっかり演じたいですね。人間らしいから、犯罪を犯す理由を理解できるのだと思っています」。男女の愛憎劇ばかりなので、自身の恋愛感情にも影響を与えそうだが「そうですね。影響ないとはいえないかも。でも、毎回、憎しみというのではなく、違った角度で愛憎が描かれている回もあるので、幅広い方々に楽しんでいただけるのかなと思っています」。
連ドラの主演ということは座長役。初めての連ドラだけにその責務も重い。「周りの方々に助けられてばかりでした。先輩方に頼ってしまうことも多くて。もし、次があるとしたら、もう少し、座長らしい姿も見せられたらいいなと思っています」。
とはいえ、撮影現場では和気あいあいだったという。「題材についてもそうですが、村瀬警視正っていう重要な存在がいるんです。回が進むごとに、詳細な情報が出てくるんですが、そのたびに、いったい村瀬さんって誰がやるんだろうって、現場では盛りあがっていました」。
同作に加え、フジテレビ系連ドラ「親愛なる僕へ殺意をこめて」(水曜午後10時)にも出演するほか、現在は舞台「ヴィンセント・イン・ブリクストン」にも出演中だ。来月まで続く舞台だが、引っ張りだこの演出家、森新太郎氏から連日、指導が入るという。
「その日の舞台が終わると、必ず反省点はありますね。悔しいって思いから、翌日の舞台に立ちます。森さんは毎日、舞台を見てくださって、愛情深く、稽古をつけてくださいます。指摘されることは、ふに落ちることばかりで。ありがたいことだと思っています」。
今後については、舞台も映像作品もと、いたって貪欲だ。「私としては演じていることは一緒なので。どこのフィールドでやりたいとかいうのでなく、継続してきちんとしたお芝居をしたいって思っています」。【竹村章】
◆夏子(なつこ)1996年(平8)9月3日、東京都生まれ。「SEDA」専属モデルで注目され、16年フジテレビ系「世にも奇妙な物語 秋の特別編」で女優デビュー。19年に出演したKing GnuのMV「The hole」は再生回数2500万回以上。20年に野田秀樹氏作、演出の舞台「赤鬼」でヒロイン役を務めた。特技はクラシックバレエ、サーフィン。趣味は庭園、公園めぐり。164センチ。