井上真央、主演映画のお気に入りは「洗濯物たたむシーン。たたみ直されるんですけど」

映画「わたしのお母さん」完成披露上映会でトークする井上真央(撮影・加藤理沙)

女優井上真央(35)が13日、都内で、映画「わたしのお母さん」(杉田真一監督、11月11日公開)完成披露上映会に登壇し、お気に入りのシーンを明かした。

主演の井上はお気に入りを「洗濯物をたたむシーン」と答えた。「たたみ直されるんですけど、あれは私も経験がある」と自身の家庭での意外な一面を明かし、会場を笑わせた。

その上で「私は何とも思わないし、そこにピリっとしたりしない。でも演じた夕子にはちょっとした積み重ねがある。本当にわずかなところに埋もれているような所に光を当てているシーンです」と同シーンについて振り返った。

杉田監督は同シーンを初日の最後に撮影したシーンで、テイクを重ねたと明かした。「わかりやすい悪者を作らずに映画を成立させよう。ドラマチックじゃない中にドラマを見よう、というテーマで作品を作りたくて、空気感を定めたくてこだわりました」と思いを話した。

楽しかった思い出を聞かれると「レジ打ちの練習」と笑顔で話した。「レジ打ちして、慣れてきたら、かごに入れるのが難しいネギとか練習もしました」と話し、さらに「撮影後はそのスーパーで総菜を買って、ホテルで一人で食べる。楽しかったです」と振り返った。

同作は誰よりも近いのに誰よりも遠い母と娘の物語。