宮沢りえ「温めた分だけ熱量の高い舞台に」主演舞台「アンナ・カレーニナ」が約2年半ぶり実現

舞台「アンナ・カレーニナ」で主演する宮沢りえ

宮沢りえ(49)がロシアの文豪トルストイの名作を舞台化する「アンナ・カレーニナ」(23年2月24日~3月19日=東京・渋谷シアターコクーン、同3月25日~27日=大阪・森ノ宮ピロティホール)に主演することが16日、分かった。

20年8~9月に東京と京都で上演が予定されていたが、コロナ禍でやむなく中止に。約2年半ぶりに実現する舞台で、愛と結婚、家族、自由、そして「生きること」の意味を問う不朽の名作に挑む。

   ◇   ◇   ◇

宮沢は約2年半ぶりの「アンナ・カレーニナ」再演決定に「1度は中止になってしまった公演ですが、温めた分だけ熱量の高い舞台にしたいと思っていますので、楽しみにしていてください」と喜びを語った。

演じるのは政府高官の妻で社交界の華だったアンナ役で、演出は、中止となった当時の公演と同じイギリスの気鋭の演出家フィリップ・ブリーン氏。当時は稽古もしていなかった段階で中止が発表されており「フィリップさんは役者に寄り添い、役を深く掘り下げてくださるといろいろな方からうかがっているので、ご一緒するのが楽しみです」と意気込んだ。

思い出の地への感謝も込める。宮沢にとって東京公演を行う渋谷シアターコクーンは、21年に出演した舞台「泥人魚」も行うなど、これまで何度も熱演を見せてきた聖地。同館は今回の「アンナ-」上演直後の23年4月から大規模改修へ向けた休館が決まっており「自分にとって思い入れが深いシアターコクーンの改装前というタイミングで、このように大きな作品に出演できることを感慨深く思っています」と語った。

舞台内容や演出に変化はないが、共演キャストは前回から大半が変更を余儀なくされた。それでも宮沢のほか、浅香航大、渡邊圭祐、土居志央梨、大空ゆうひ、梅沢昌代、梶原善、小日向文世と若手からベテランまで豪華キャストが集結。宮沢も「ジェットコースターのように激しい彼女の人生を演じるプレッシャーはとても大きい」としつつ「フィリップさんと心強い共演者の方たちと一緒に、テキストからじっくり取り組む稽古を心待ちにしています」と力を込めた。

公演チケットは23年1月22日から発売される。

◆「アンナ・カレーニナ」 ロシアを代表する文豪レフ・ニコラエヴィチ・トルストイが1800年代後半に書き上げた長編小説が原作で、日本で大竹しのぶ主演「地獄のオルフェウス」、「欲望という名の電車」、三浦春馬主演「罪と罰」を演出したフィリップ・ブリーン氏が新解釈で戯曲化。政府高官の妻、アンナが、青年将校ヴロンスキー(渡邊圭祐)と恋に落ち破滅に向かう「愛」と、アンナの兄の友人リョーヴィン(浅香航大)とキティ(土居志央梨)の「純愛」を対照的に描く。