俳優北大路欣也(79)が16日、京都市内で行われた「京都国際映画祭2022」で、映画界の発展に貢献した人物に贈られる牧野省三賞を受賞した。
往年の時代劇スターである父市川右太衛門さんと同じ賞を受賞。「父からは反対されていたんですが、マキノ光雄プロデューサーと、松田定次監督の力強い応援でデビューできました」と牧野省三氏の息子2人とのつながりを明かした。その上で「偉大な先人の方々に手取り足取り教えて頂いて(デビュー作で)勝麟太郎役をやりきれました。今なお仕事できていて幸せです。ここから心新たに、ゆっくり1歩ずつ前進していきたい」とした。現代劇、時代劇など幅広い活躍が評価され、今回の受賞に至った。
また、国際的な活躍が期待される俳優を表彰する三船敏郎賞に選ばれた竹野内豊(51)は「20年前ですかね。映画の撮影でフィレンツェに行ったときに、イタリア人スタッフから『Do you know Mifune?』と聞かれて。現場で何度も『Mifune』という声が聞こえてきていました」。
世界中の人々を魅了し続ける大俳優に、尊敬の念を抱いたという。「イタリア語は分からなかったんですが、三船敏郎について熱く語っていて、同じ日本人として誇らしくうれしかったことを覚えています。このような偉大な賞を頂けて、身が引き締まる思い」と話した。
三船敏郎賞の審査員である奥山和由氏は、竹野内について「(2014年の)第1回から毎年、名前があがっていた。主演映画俳優のオーラがある貴重な俳優」とたたえた。